株式会社IDCフロンティアの「IDCFクラウド」へのランサムウェア攻撃、仮想サーバー内のデータの流出は確認されず、ポータルの登録情報への不正な照会を公表対象者・漏れた情報・今やるべきこと
結局どうすればいい?
公式の案内
- 東日本リージョン1の一部(teslaゾーン/henryゾーン/pascalゾーン/jouleゾーン)の利用者: 別環境での再構築が案内されています。スナップショット機能を使っていた194社には、バックアップデータの取り出し・復元の可否と提供方法が個別に案内されています
- 東日本リージョン1のその他のゾーン(radianゾーン/newtonゾーン)、東日本リージョン2・3、西日本リージョン1の利用者: 仮想サーバーは引き続き利用でき、予防措置としてデータのバックアップを自身で取得するよう案内されています。より簡便に取得する方法をIDCフロンティアが準備中です
- 管理コンソールは停止中のため、仮想サーバーの起動・停止などはIDCフロンティアが利用者の要望に従って代行しています(窓口はソフトバンクの法人部門)
基本情報
| 組織 | 株式会社IDCフロンティア |
|---|---|
| 公表日 | 2026年10月7日 |
| 発生日 | 2026年10月7日 |
| 発覚日 | 公表されていません |
| 種別 | 外部からの攻撃 |
| 状態 | 漏えいは確認されていない 調査の結果、漏えいは確認されなかったと公表されています |
| 規模 | ポータルの登録情報 48社(漏えいは確認されていない) |
| 最終更新 | 2026年10月15日 |
| 最新の続報 | 2026年10月14日 第5報:データの流出はなかったと判断、一部でバックアップの取り出しが可能に |
| 一次情報 | 株式会社IDCフロンティア「当社サービスの一部システムに対する不正アクセスについて」 株式会社IDCフロンティア「【第2報】当社サービスの一部システムに対する不正アクセスについて」 株式会社IDCフロンティア「【第3報】当社サービスの一部システムへの不正アクセスによる障害について」 株式会社IDCフロンティア「【第4報】不正アクセスによる障害への対応体制について」 |
何が起きたか
2026年10月7日、株式会社IDCフロンティアはクラウドサービス「IDCFクラウド」の一部がランサムウェア攻撃を受けたと公表しました。10月14日の第5報で、影響を受けたゾーンの仮想サーバー内のデータの流出はなかったと判断した一方、管理用のIDCFクラウドポータルで48社の登録情報が不正に照会されたとしています(持ち出しの痕跡はなし)。
この事故の全体のまとめ: IDCフロンティアのランサムウェア被害まとめ
この事故の影響を受けて公表した企業・団体
- 上流事業者の発表
- IDCFクラウドを契約している495の企業や自治体
- 漏洩ナビで個別の公表を確認
- 6 組織
上流事業者の発表は影響を受けた契約先などの数で、そのすべてが個別に公表しているわけではありません。下の一覧は、漏洩ナビが公式発表を確かめて掲載している組織だけです。
メルマガ配信の委託先が使うIDCフロンティアのクラウドへのランサムウェア攻撃で、「ゆめオンライン」などの顧客最大約40万件の氏名・メールアドレスが漏えいした可能性
規模: メルマガ配信先のメールアドレス 最大約40万件(可能性)
IDCフロンティアへの不正アクセスの影響で、ECサイト「JR東海MARKET」などの顧客約1.5万件の情報が漏えいした可能性
規模: 対象のお客様の合計(メールアドレス) 約15,000件(可能性)
メール配信用の外部サービスがIDCフロンティアへの不正アクセスの影響を受け、会員サイト「VIEW's NET」登録者のメールアドレス約403万件が漏えいのおそれ
規模: メールアドレス 約403万件(可能性)
IDCフロンティアへの不正アクセスの影響で「JR九州 Web会員」のメールアドレス最大約130万件の漏えいのおそれを公表、その後の調査で漏えいの事実は確認されず
規模: メールアドレス 最大約130万件(漏えいは確認されていない)
メール配信用の外部サービスがIDCフロンティアへの不正アクセスの影響を受けメールアドレス等の漏えいのおそれ、その後「えきねっと」「大人の休日倶楽部」会員の個人情報の漏えいはなかったと判断
規模: えきねっと会員のメールアドレス 最大約167万件(漏えいは確認されていない) ほか1つの数
メール配信サービスの基盤「IDCFクラウド」へのランサムウェア攻撃で、宛先メールアドレス等を保管したサーバーが影響、流出の有無は調査中
規模: 公表されていません
人数・件数は各組織の公表値です。重複を除いた人数ではないため、合計していません。
自分は対象か
IDCFクラウドを契約している495の企業や自治体(東日本リージョン1の一部〈teslaゾーン/henryゾーン/pascalゾーン/jouleゾーン〉)。対象の顧客には個別に連絡。利用企業のうちJR東日本が、えきねっと会員・大人の休日倶楽部会員のメールアドレス等の漏えいの可能性を公表。このほか、IDCFクラウドポータルで48社の登録情報が不正に照会された(担当者の個人名を含む可能性があるメールアドレスが2社に各1件。外部への持ち出しの痕跡はなし。対象には個別に連絡)
公式発表では、利用者に対応をお願いしています。上の「結局どうすればいい?」をご確認ください。
漏れた情報
| 情報 | 状態 | 規模 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 仮想サーバー内のデータ | 漏えいは確認されていない | 件数は公表されていません | 影響を受けた東日本リージョン1の一部ゾーンの顧客の仮想サーバー内のデータについて、照会や外部への持ち出しの痕跡は確認されず、同社は外部へのデータの流出はなかったと判断(10月14日)。その他のゾーン・リージョンは障害の影響はないが、安全性の確認のため調査を継続 |
| ポータルの登録情報 | 漏えいは確認されていない | 48社 | IDCFクラウドポータルで不正に照会された48社の登録情報(契約時の企業名、通知先の企業メールアドレス、月額利用料金の合計額など)。外部へ持ち出された痕跡は確認されていない。495の企業・自治体とは別の数で、足さない |
| 担当者のメールアドレス | 漏えいは確認されていない | 件数は公表されていません | 上の照会された情報のうち、担当者の個人名を含む可能性があるメールアドレスが2社に各1件。外部へ持ち出された痕跡は確認されていない |
| ポータルのログイン情報 | 漏えいは確認されていない | 件数は公表されていません | 上の48社のIDCFクラウドポータルのログインIDと、パスワード(復元が困難なランダムなハッシュ値)。外部へ持ち出された痕跡は確認されていない |
数は公式発表の値です。人数・件数など単位の違う数は合計していません。
漏れていないと公表された情報
公表されていません。
原因
企業の対応
- 東日本リージョン1をネットワークから遮断し、システムを停止(完了)
- 侵入経路の特定と遮断(対応中)。外部のセキュリティ専門企業と連携して調査
- ほかのリージョンの安全性確認のため、管理コンソールを停止(対応中)
- 被害のあったゾーンの利用者には別環境での再構築を案内。データの復元は利用者自身のバックアップからのみ可能との見解(10月8日時点。10月14日の第5報で、スナップショット機能を使っていた194社はバックアップの取り出しが可能と確認)
- 緊急対策本部を設置し、親会社のソフトバンクと連携して対応。監督省庁・警察へ報告
- 外部のセキュリティ専門企業と連携し、495の企業・自治体のうちスナップショット機能を使っていた194社のバックアップデータの取り出しが可能と確認(10月14日)
- IDCFクラウドポータルで登録情報を不正に照会された48社に個別に連絡(10月14日)
この件を口実にした詐欺に注意
情報漏えいの後は、その企業や「補償」「返金」を名乗るメール・SMS・電話が増えることがあります。届いた連絡のリンクや番号ではなく、公式サイトや、手元のカード・契約書に書かれた窓口から確かめてください。 フィッシングメール・偽SMSの見分け方と、届いたときの対処
公式発表と出典
- 株式会社IDCフロンティア「当社サービスの一部システムに対する不正アクセスについて」(公式発表・一次情報・資料の日付 2026年10月7日・確認日 2026年10月8日)
- 株式会社IDCフロンティア「【第2報】当社サービスの一部システムに対する不正アクセスについて」(公式発表・一次情報・資料の日付 2026年10月7日・確認日 2026年10月8日)
- 株式会社IDCフロンティア「【第3報】当社サービスの一部システムへの不正アクセスによる障害について」(公式発表・一次情報・資料の日付 2026年10月8日・確認日 2026年10月9日)
- 株式会社IDCフロンティア「【第4報】不正アクセスによる障害への対応体制について」(公式発表・一次情報・資料の日付 2026年10月9日・確認日 2026年10月9日)
- 東日本旅客鉄道株式会社「IDCフロンティア社で発生した不正アクセスに伴うメール配信用外部サービスからのメールアドレス等の漏えい可能性について」(公式発表・参考・資料の日付 2026年10月9日・確認日 2026年10月9日・保存版)
- 株式会社IDCフロンティア「【第5報】不正アクセスによる障害に関する調査の進捗について」(公式発表・参考・資料の日付 2026年10月14日・確認日 2026年10月15日)
更新履歴
- 2026-10-14 第5報:データの流出はなかったと判断、一部でバックアップの取り出しが可能に
影響を受けたゾーンの顧客の仮想サーバー内のデータの照会や持ち出しの痕跡は確認されず、データの流出はなかったと判断した。スナップショット機能を使っていた194社のバックアップデータは取り出せることを確認した。一方、IDCFクラウドポータルで48社の登録情報が不正に照会された(持ち出しの痕跡はなし)。
出典: 【第5報】不正アクセスによる障害に関する調査の進捗について - 2026-10-09 第4報:緊急対策本部とソフトバンクとの連携体制
10月7日に緊急対策本部を設置し、親会社のソフトバンクと連携して利用者対応と調査・復旧を進めている
出典: 【第4報】不正アクセスによる障害への対応体制について - 2026-10-09 利用企業のJR東日本で会員のメールアドレス等の漏えいのおそれ
JR東日本が、この不正アクセスに伴い、えきねっと会員(最大約167万件)と大人の休日倶楽部会員(最大約39万件)のメールアドレス等が漏えいした可能性があると公表
出典: IDCフロンティア社で発生した不正アクセスに伴うメール配信用外部サービスからのメールアドレス等の漏えい可能性について(保存版) - 2026-10-08 第3報:一部ゾーンのデータは復元困難な見通し
東日本リージョン1の一部(tesla/henry/pascal/jouleゾーン)のデータは取り出しや復元が困難な見通し。復元は利用者自身のバックアップからのみ可能との見解
出典: 【第3報】当社サービスの一部システムへの不正アクセスによる障害について - 2026-10-07 第2報:ランサムウェア攻撃と判明
東日本リージョン1の障害はランサムウェア攻撃によるものと判明。対象は495の企業や自治体。原因と影響範囲を調査中
出典: 【第2報】当社サービスの一部システムに対する不正アクセスについて
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漏れた情報から探す: メールアドレス・ID・会員番号・取引先の情報・その他 / 2026年10月に公表された事故
