メールアドレスが漏れたらどうする?フィッシングへの備え方
最終更新 2026年10月7日

メール内のリンクから手続きせず、公式サイトのブックマークや公式アプリから確認しましょう。差出人の表示だけで本物と判断せず、怪しいメールはフィッシング対策協議会への情報提供を検討します。パスワードを入力してしまった場合は変更し、被害に遭ったサービス提供会社や警察へ相談しましょう。
メールのリンクは開かない
メールアドレスが漏れたというお知らせを受けたら、まず何の情報が対象なのかを公式発表で確認しましょう。メールアドレスの欄とパスワードの欄を分けて読み、その後の対応も情報ごとに整理します。このガイドは、届くメールをどう扱うかと、入力してしまった場合の進み方を案内します。
警察庁は、電子メールやSMSのリンクを安易に開かず、前もって登録した公式サイトのブックマークや公式アプリを使うよう案内しています。手続きの案内が届いても、メールにある入口をそのまま使わず、普段確認する入口に戻りましょう。警察庁『フィッシング対策』
たとえば、サービスに関するお知らせが届いたら、「そのサービスを確認すること」と「メールのリンクを開くこと」を分けて考えます。内容が気になる場合も、確認の入口は公式サイトや公式アプリにしてください。読んだメールの指示をすべて実行してから確かめる必要はありません。
メールを扱うときの自分用の順番を決めておくのも一案です。読む、公式の入口から確認する、分からない点をメモする、という形で整理してみましょう。漏洩の発表についての質問と、届いたメールについての疑問を分けると、利用先に問い合わせる内容をまとめやすくなります。

送信元の表示で本物と判断しない
警察庁は、メールに表示される送信元の名前やメールアドレスだけで真偽を判断することは難しいと説明しています。また、リンクの見た目だけで本物かどうかを見分けることも難しいとしています。差出人に見覚えがあっても、それだけを手続きへ進む理由にしないでください。警察庁『フィッシング対策』
確認しようとして、メールにある別のリンクを順に開くことは避けましょう。判断を迷ったら、メールの中で確かめる作業を続けるのではなく、公式の入口からサービスを確認する流れに戻ります。フィッシングのガイドにも、確かめ方をまとめています。
家族と一緒に確認するときは、「差出人の名前が合っているか」だけを話し合うより、「どこからサービスを開いて確認するか」を先に決めてみてください。メールの見た目の判断に時間を使いすぎず、公式の入口から確認するという共通の手順にそろえましょう。
怪しいメールを受け取ったら
フィッシング対策協議会は、フィッシングと思われるメールやSMSについて情報提供を求めています。提供する際も、メール内のリンクを開く必要はありません。報告方法は同協議会の案内ページで確認してください。フィッシング対策協議会『消費者の皆様へ』
同協議会は、メール内のリンクをクリックせず、報告受付先へ転送する方法を案内しています。転送が難しい場合は、メールの件名、差出人名、受信した日時、内容の概要などを伝えます。SMSの場合は、画面を撮影した画像をメールに添付する方法が示されています。フィッシング対策協議会『フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | フィッシングの報告』
報告を準備するときは、元のメールに書かれていることと、自分がした操作を分けてまとめましょう。「メールが届いた」「リンクを開いた」「情報を入力した」は違う状況です。どの段階まで進んだかを短く書き、分からない部分は不明として残してください。
報告先へ伝える情報を集めるために、リンク先をもう一度開いて確認する必要はありません。手元にあるメールやSMSの内容から整理しましょう。受付先の連絡方法を調べるときも、怪しいメールに返信する形で進めず、上記の案内ページから確認してください。
入力してしまったら
偽サイトに普段使うIDやパスワードを入力した場合は、同じ認証情報を利用するサービスでパスワード等を速やかに変更するよう、警察庁が案内しています。変更の進め方はパスワードのガイドへ進んでください。警察庁『フィッシング対策』
警察庁は、被害に遭ったサービスを提供している会社への相談と、最寄りの警察署またはサイバー事案のオンライン受付窓口への通報・相談も案内しています。情報提供の報告と、被害についての相談を分け、いま必要な窓口を確認しましょう。警察庁『フィッシング対策』
相談前には、どのサービスを名乗るメールだったか、どんな情報を入力したか、どの対応が済んだかを整理します。説明をきれいに整えることより、実際にした操作を自分の言葉で伝える準備を優先してください。カード番号も入力した場合は、カード情報のガイドも確認しましょう。
対応を手伝ってもらうときは、まず「届いただけなのか、入力まで進んだのか」を伝えましょう。漏洩のお知らせを見た日時と、不審なメールを受け取った日時も分けて整理してください。二つの出来事の関係を推測で決めず、それぞれの内容から必要な確認へ進む形にします。
最後に、公式の入口から確認できたか、情報提供をするか、変更や相談が必要かを見直しましょう。届いたメールへの対応を自分で一覧にしておくと、同じメールを何度も開き直して判断しようとする作業を減らしやすくなります。
出典
- 警察庁「フィッシング対策」(確認日 2026-10-07)
- フィッシング対策協議会「消費者の皆様へ」(確認日 2026-10-07)
- フィッシング対策協議会「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | フィッシングの報告」(確認日 2026-10-07)
